EmoryのAdmissionとの対談
btessayEmoryのAdmissionに受験生に代わって質問してみました。少し聞きづらいことも踏み込んでいます。
留学生を受け入れる価値は？
留学はクラスの30%〜40％を占めています。我々は多様化することで生み出される価値が重要だと思っています。東南アジア、日本からも来ていますし、韓国からも多くの学生が来ています。日本や韓国からの留学生は会社派遣の人も多いです。
今年の関しては留学生の割合を増やしますか？それとも減らしますか？
留学生の出願者も増えたり減ったりするので、予測するのは難しいですね。米国の景気や雇用状況は好調なこともあり、米国に留学し、その後、就職を目指す留学生は増える傾向にあります。
コロナ禍では、米国企業の先行き不安から、国内の学生が増えました。
あなたは、アメリカの大学や企業はよくご存じかと思いますが、日本の大学や企業については、そこまで知らないかもしれませんよね。日本のアプリカントを評価する上で困難な点はありますか？
それは、Great Questionですね。我々は、総合的なアプローチを取ります。
まずは、テストスコアですね。GMATは当校で提供する授業に対応できるだけの基礎的学力があるかの評価基準です。我々のGMATの80％レンジは640-740で平均は約695です。GMATは、基礎学力を測る一つの指標です。あとは、大学時代の成績です。日本の成績システムが米国と異なっている点は私達は理解しています。
基礎学力については、学校の成績やGMATなど総合的に判断します。GPAが3.0以下で、GMATが580点〜620点くらいの場合、アプリカントが我々の厳しい教育プログラムについていけるか疑問符がついてしまいます。
GPAが低い特段の事情（例、スポーツや別の活動に打ち込んでいた等）があれば、それはOptional Essayを利用して説明して下さい。Optional Essayの形式は自由で、Essay形式である必要はありません。
完璧な経歴・出願書類が作成できるパーフェクトな人はほとんどいないので、自分の不利な部分については、Optional Essayで補強することは大事です。
我々は、日本のいくつかの大企業の名前を知っています。しかし、レジュメで我々が確認するのは、アプリカントがどの会社で働いているかではなく、その会社で何をしているかです。レジュメで箇条書きで表現される項目について、職務を通じて得たスキル、マネジメント経験、プロジェクトでリーダーシップを発揮した経験などについて時間を費やして欲しいです。
エッセイでは、あなたのキャリアゴールが知りたいです。例えば、
- そのキャリアゴールは現実的か？
- かなりストレッチ（無理）していないか？
- 大きなキャリア上の変更になっていないか？（例、ファイナンスバックグランドでないのにIB志望）
- 我々のMBAプログラムがあなたのキャリアゴールを支援できるのか？
などを要素を検討します。
あとは、当校への貢献ですね。
我々はTOP20スクールの中では、クラス規模は小さいほうです。約145ー160名程度のクラスサイズです。留学生についてはこの小さいクラス環境にしっかり馴染んで学習機会を最大限活かして欲しいです。ですので、出願書類の中でも、仕事以外の趣味やボランティア経験を聞いています。
これは、Emoryに関わらず、スモールサイズのMBAはクラスメイトとの深い交流により重きをおいていますので、出願書類でも自分の人間性や趣味を積極的に伝えていったほうがいいでしょう。
あなたはアメリカの大学ランキングについては詳しいと思いますが、日本の大学については詳しくはないですよね。アメリカのA大学でGPAを3.5とったアプリカントと日本のB大学で同じGPAをとったアプリカントをどう比較するのですか？
多くの学生がOptional Essayを提出しています。例えば、あなたの卒業した大学が日本で10番目のランキングであれば、Optional Essayにそのように記載し、日本に対して知識が限られている私達が比較できるような情報・指標があれば助かります。
ビデオエッセイについて説明して下さい。
これは、出願者が提供された質問に対して答える内容です。ビデオエッセイは、一つの楽しみ（Fan)で、あなたとの人柄をより詳しく知りたいです。
出願のタイミングは1st roundや2nd Roundが有利でしょうか？
はい、それは確実に言えます。留学生は1stか2nd roundで出願することを強くお勧めします。３rd roundになるとほぼ枠が埋まっているので、合格率は非常に低いです。
また、留学手続きや渡米準備などの手続きの時間的なことも考えると、留学生に関しては、1st roundや2nd Roundで合格通知を出しておく必要があると考えています。
奨学金について教えて下さい。
奨学金については、アメリカ人と留学生で分けて統計をとっていないので、分かりませんが、大体、半数の生徒が奨学金を受け取っています。大体、授業料の20％〜100％の補填があります。GMAT、キャリア、リーダーシップなどで優れた方であれば奨学金を申し込むのも手でしょう。
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