エッセイサンプル ウォートンのWhy MBA
ウォートンスクールのWhy MBAです。恐らく、英国機密情報部門の方で素晴らしい経歴の方だと思いますが、経歴にはとらわれず、エッセイの書き方にフォーカスしたいと思います。
自分のキャリアゴールや必要なスキル(例、マネジメントと民間企業で必要となるリーダーシップ)を実直に書いています。
ウォートンで学びたい科目とその科目が自分のゴールにどう結びついているかも効果的に書かれており、参考になると思います。
キャリアゴール
(シンプルにキャリアゴールを書いています。)
卒業後は、(Alcatel-LucentやAT&T等の)大手光通信企業の光ファイバー製品企画部のリーダーとなり、5人から10人の部下をリードする。その後は昇進し、光ファイバー事業部のマーケティング部のVice President としてより多くの社員をリードしたい。
ミッドタームゴールは、革新的な光ファイバー会社の創設者兼CEOになることである。その会社を国際的で高収益のリーディングカンパニーに育て、サステナブルな社内組織を作り、何千もの雇用を創出し、未開発地区を工業地帯に変え、繁栄をもたらす。
その目標の達成後、民間企業で活躍した経営者が政府で活躍しているトレンドに従い、政府系の仕事に戻り、最終的には首相官邸の上級職員になりたい。
経歴説明とMBAを考えるようになった理由
(自分の職歴を淡々と書いています。自分に足りない部分を積極的に補う姿勢をアピールしています。)
私の最初のキャリアは、軍隊のオプトロニクス部門だった。その職場を選んだ理由は、様々な光通信の技術や人脈に触れ、この分野の基礎的な実務を習得できると考えたからだ。最初の2年は、物理学兼システムエンジニアとして働き、その後、本部の電気光学プロジェクトマネージャーに昇進した。そこでは、プロジェクトの目標策定や防衛産業の企業7社と共同で進める光学プロジェクトの9人のプロジェクトマネージャーをリードした。
この時期から、上級管理職で必要とされるマネジメント力を習得するには、より大きな組織で多くの経験を積む必要があると感じ始めた。研究開発局長を説得して、機密情報部門へ異動した。光学エンジニアとしての私の最初のミッションは、4人のグループを率いて、1億ドルの予算のシステムの肝になるモジュールを開発することだった。 1年後、私はチームリーダーに任命され、8人のチームを指揮しました。その2年後、私はプロジェクトリーダーに昇進した。
次に私は国際的な光通信会社をリードするためのプロジェクトマネジメントに関するファイナンスと国際経験が不足していると感じ、首相官邸の機密部門のプロジェクトリーダーに異動しました。私は20人のチームを指揮し、200万ドルのプロジェクト(国防大臣に提示)に関するファイナンス全般を管掌し、3ヵ国の外国政府高官と交渉するという貴重な経験も出来た。博士号取得を検討しながら、私は5人のプロジェクトリーダーの非常勤コンサルタントとして働いた。その後、起業家について深く学びたいと思い、Precedeに所在するアントレプレナーシップの投資会社のEntrepreneur in Residence(EIR)になった。 Precedeでの経験を通じて、アントレプレナーシップの理解がより深まった。私は、MBAで習得できるファイナンス、マーケティング、マネジメントの基礎がまだまだ不足していることに気づいた。
ウォートンで得られるスキル
(ウォートンのマネジメント教育の特徴や自身のゴール達成のために、どの科目が必要なのかを調べ、具体的に書いています。)
テクノロジー企業の創設者兼CEOになるというロングタームゴールを考えると、私は強力なマネジメントスキルを身に着けておく必要がある。ファイナンスとマーケティングの基礎は、私のマネジメント分野での経験不足を補ってくれるでしょう。ウォートンの体系化された伝統的なマネジメント教育は、私の視野を広げ、私の経験をレバレッジし、私が設立する会社を成長に導くツールを提供してくれる。 MBA教育は、組織的価値・企業文化の構築・組織体制や階級を設計する方法を学ぶための最も体系的な手法であると私は信じています。
私のリーダーシップ経験の大部分は、リーダーシップ像が価値観・対人スキル・プロフェッショナルの観点から既に定義されている政府組織で培われたものだ。しかし、私の将来のゴールは、グローバルで働く社員をリードし、市場競争に勝ち、市場を動かす文化的、経済的、ファイナンス的要因を理解しなければならないプライベートセクターの中でリーダーシップを発揮しなければなりません。従って、Framing the Futureを執筆したS.Kaplanのような教授がいるCenter of Leadership and Change Developmentの教職員と学ぶことで、私が高成長を遂げる光通信会社を作り、リードすることの助けになる筈だ。
私の主な経験は、大規模で伝統的な組織のものです。起業家精神における新しいベンチャーの創出と成長のさまざまな側面についてDushnitsky教授から学ぶことで、私が起業家としてたどるべき道について、彼の見識を得ることができるでしょう。サステナブルな企業を志向しており、Strategy and Competitive Advantageは楽しみな科目だ。そのクラスで、競争優位性をいかを生み出し、維持していく方法を学びたい。Creating Valuesのクラスでは、起業のチャンスを特定し、それを活かす方法を学び、自身の目標を達成するための基盤を築くであろう。
フラット化が進む世界で、国際経験は私が立ち上げる企業にとって非常に重要であると考える。Global Strategic ManagementなどのMultinational Managementを専攻するコースやGlobal Immersion Programに参加することで、新市場に参入する際、重要となる外国文化を理解できるようになる点に私は価値を感じている。この国際経験は、外国人とコミュニケーションをとる私の能力を向上させ、最終的には、首相官邸に再び参画するというロングタームゴールをサポートする。
ウォートンスクールの志向と学生体には多くの利点がある。学校経営に参加できる刺激的な機会は、学生と教員の間の実りある交流に貢献するでしょう。リーダーシップ育成活動や様々な学生クラブに参加し、強い友情を築いていきたい。これらのつながりは、素晴らしいグローバルなアルムナイネットワークと組み合わされて、私が始めようとしている会社や会社を支える経営陣を雇うエコシステムとして、上手く機能するであろう。
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