Whartonエッセイ課題と対策(2025入学)

Whartonのエッセイ課題の解説です。課題の意味を正確にとらえ、回答することが大事なので日本語訳もつけています。

アドミは、美しい文体は求めておらず、シンプル・具体的・ロジカルに回答するのがいいと言っています。

アドミは、「すべての出願者がGoogle、マッキンゼー、ゴールドマンで働いていることを期待しているわけではありません。我々が確認したいのは、どこにいても、その状況下で可能な限りexcellenceを追求しているかどうかです/Did you try to pursue excellence as much as possible regardless of where you are?」と言ってます。あなたは、通常以上の成果を成し遂げるために、どのようなアクションを取りましたか?そのこだわりの根底にあるあなたの価値観は何かを考えてみると良いかもしれません。

エッセイ課題は昨年と変更はありません。

冒頭

あなたのプロフェッショナルとパーソナルの両面を踏めて記載して下さい。あなたの考えや感じたことを率直かつ簡潔に記載して下さい。そして、最も重要なことは、エッセイの内容があなた自身を表現していることです。エッセイ作成のリソースは、Essay Tip Articlesを参照してください。

ここでのポイントは、「率直かつ関係に」という点でしょうか。Admissionは素晴らしいストーリーや美しい表現は期待していません。ビジネスライクに実直に分かりやすく表現することが求められていますね。

(原文)

The Admissions Committee wants to get to know you on both a professional and personal level. We encourage you to be introspective, candid and succinct. Most importantly, we suggest you be yourself. For additional essay writing resources, see the essay tips article!

Essay 1

Wharton MBAをどのように活用してプロフェッショナルゴールを達成しますか?あなたの過去の経験、Short/Long Term Goal、Whartonが提供するリソースを考慮する必要があるでしょう。(500語)

基本、ウォートンのサンプルエッセイが参考にはなりますが、1,000語ですので、50%に凝縮化させるイメージです。

イメージとしては、LBSのWhy MBAのサンプルに近いです。このサンプルでは、①自分の過去、②何に自分が取り組み、③その延長線上で何を目指すか?④MBAプログラムがなぜゴール達成に役立つか、を500語で書いてます。

Whartonは大規模な学校で、さまざまなプログラムが豊富に揃っており、多くの機会が提供されています。自分のキャリアゴール達成のために、Whartonのどのプログラムやリソースがどのように役立つのかを超具体的に書きましょう。学校のリサーチは重要です。

(原文)

How do you plan to use the Wharton MBA program to help you achieve your future professional goals? You might consider your past experience, short and long-term goals, and resources available at Wharton. (500 words)

Essay 2

あなたのバックグランド(パーソナル、プロフェッショナル、および/または学問的)を考慮した場合、あなたはWharton communityにどのように具体的で意味のある貢献できますか?(400語)

アドミは、特筆すべき分野があればそれを記載し、特筆すべき分野がない場合、これまでのチームへの貢献を踏まえて考えると良いと言っています。

and/orと記載があるので、学問的な部分はmustではありません。プロフェッショナル(職業経験に基づく貢献)やパーソナル(仕事以外の活動での貢献)が中心になると思います。

Essay 2は、「Stanfordの貢献」が参考になるかもしれませんが、これは160語程度です。Contibutionsと複数なので、過去の経験や自分のリーダシップスタイルから貢献できる要素を3~4個説明するイメージでしょうか。リーダーシップやチームワークを発揮して組織に貢献した実績を説明し、同じような貢献をWhartonでも行うと書くのも手です。

(原文)

Taking into consideration your background – personal, professional, and/or academic – how do you plan to make specific, meaningful contributions to the Wharton community? (400 words)

オプショナルエッセイ

Admission committeeに伝えたい出願書類にはない追加情報を記載して下さい。Admission committeeに認識してもらいたい特別な事情(たとえば、説明がつかない職歴ギャップ、推薦者の選択、悪い成績、弱点など)を説明するために使用できます。 (500語)

「も」とあるので、Whartonのオプショナルエッセイでは、「出願書類のウィークポイントを補う」以外に追加でアピールするのにも使えます。

推薦人は上司とすることを推奨しています。しかし、別の推薦人を選んだ場合は、その理由(例、人事評価・査定に悪影響を及ぼす)を記載して欲しいとのことです。

(原文)

Please use this space to share any additional information about yourself that cannot be found elsewhere in your application and that you would like to share with the Admissions Committee. This space can also be used to address any extenuating circumstances (e.g., unexplained gaps in work experience, choice of recommenders, inconsistent or questionable academic performance, areas of weakness, etc.) that you would like the Admissions Committee to consider. (500 words)

選考プロセス

  • 出願書類は二名の選考員がレビュー。片方の選考員のレビュー結果はもう一人の選考員には知らされません。バイアスを排除するのが目的のようです
  • 二人の選考員のレビュー後、Team Based Discussion(TBD)に招待するか決める。TBDに進むのは全体の50%以下
  • TBDのInviationは一斉に送られる。(出願書類レビュー後、順次、invitationを送るのでなく、レビュー結果を取りまとめ、Admission Committeeで誰をTBDに招待するかまとめて決める方式
  • TBDの評価と出願書類を3番目の審査員がレビューし、Admission Committeに進み、合否/WLが決まる
  • 合格率は1stと2ndでほぼ同じ

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