GerogetownのAdmissionとの対談

15分と短い時間でしたが、GeorgetownのAdmissionと話すことができました。以下、Q&Aをまとめています。

今年の出願数はどうなると予測しますか?

今年は、全体としては、微増傾向でした。アメリカ人の出願は減りましたが、留学生は増えました。特に、インドからの出願はとても増えました。

コロナや米国の良好な雇用状況を考えると今年も同じような傾向かと思います。

コロナの入国規制やリモート授業で米国MBAへの出願が控える傾向にありましたが、それが戻ってきている状況ですね?

はい、そう思います。

どのように日本人留学生は選考されますか?アジア枠での選考ですか?それとも留学生全体の中で選考されますか?

それは、出願数によっても変わりますね。たぶん、毎年、日本人の出願者は5人〜15人くらいの印象をもっています。しかし、インドなどはもっと多くの人が出願しますね。

我々はいろんな国からの留学生に来てもらい、多様化を図りたいと考えています。毎年、約40か国から留学生を受け入れています。毎年、日本からは1人〜2人くらいが当校のMBAに参加しています。

結局のところ出願者数や出願者がどれほど優秀かによって変わってきますが、バランスを見て判断しています。

Georgetownの規模は比較的小さめ(一学年で280名程度)です。国際的な多様化を学校は気にしており、いろんな国からバランス良く留学生を受け入れたいと考えているようです。

日本の人口や経済的インパクトとして、2人、最大3人というところでしょうか。1st Roundで既に入学を決めた日本人がいる場合、2ndや3rdでの合格は厳しくなる印象を受けました。

御校のGMATのレンジは660-740、中位値は約700ですが、アメリカ人と留学生で分布が違ったりしますか?

GMATは国によって違いますね。インド、日本、韓国、中国についてはGMATが学校全体よりも少し高い印象を持っています。アメリカ人のGMATは平均より少し下という印象です。

アジア系の出願者はGMATが高く、全体平均を少し押し上げている印象です。

エッセイ課題にキャリアゴールがありませんが、どこで表現すればいいですか?

キャリアゴールは、オンライン出願書類の中に記入するセクションがあります。

より詳細に記載したい場合は、Optional Essayを利用して下さい。インタビューでもショートタームとロングタームゴールについて質問しますので、その際により詳しく説明することもできると思います。

留学生がMBAクラスに貢献するために重要なMindsetやAttitudeは何だと思いますか?

当校には様々なバックグラウンドの学生が来ています。我々が気にしている学生の特徴には、オープンマインドな姿勢があります。

オープンマインドは、国の違いだけでなく、業界にも当てはまります。エンジニアやマーケティングバックグランドの生徒は問題へのアプローチが根本的に違うかもしれませんが、異なる意見を持つ学生の議論からお互いに学ぶことができます。

ですので、私たちは、留学生でもアメリカ人でも、異なる価値観の人間から学び得ることを知り、実践できるオープンマインドな学生に来てほしいです。

出願者のオープンマインド度合いをどのように評価しますか?

エッセイでリーダーシップを聞いているのでそこで表現してもらったり、インタビューでもアピールする必要があるでしょう。ビデオエッセイもオープンエンドな質問なので、そこでも表現できるでしょう。

レジュメは、あなたの様々なリーダーシップ経験や会社へのインパクトについて説明しないといけません。

あなたが異なる価値や考え方を受け入れ、自身が成長したり、重要な成果をあげた事について表現できる場所を出願書類の中にたくさん設けています。

GeorgtownはLeadership教育に力を入れている印象ですが、ビジネス環境が変化する中、必要とされるリーダーシップも変わっていきます。今、学校はLeaderhsipの分野について、どのような事に力を入れていますか?

Good questionですね。

我々のプログラムのコア、いわゆるPrincipled Leadershipです。これをビジネス界に適用させるならば、利益の追及が全てではないという考え方です。トリプルボトムラインの考え方で、環境・社会・社会の全体を鑑みて、意思決定を行えるリーダー教育です。

もちろん、会社として利益もあげることも大事だが、そこで働く従業員が満足しているかも大事です。ですので、ビジネス教育ではありますが、究極的には、人間性を磨くということ、自分の中の最善の自分になる努力をするということでしょうか。

私はGeorgetownのAdmissionになって5年程ですが、Principled Leadershipは当校の非常に重要な価値観となっています。

Principled Leadershipとは、Georgetown MBAのウェブサイトにも掲載されていますが、以下、日本の仮訳です。上手く訳せてはいないですが、Georgetownの考えるLeadershipの価値観に合わせた自身のエピソードをエッセイで表現しましょう。

<日本語仮訳>

リーダーは、集団が持つ目標の達成に向け、周囲を勇気づけ導く。Global principled leadersは、清廉潔白な行動とグローバル市場/活動を効率化する倫理原則を定義し、価値ある集団的目標の達成に向けた誇り高い行動のための自己・他人の責任を明確にする。Global principled leadersは、すべてのステークホルダーに便益をもたらす「倫理的最終形態」の実現に向け、道徳的価値を意識的に開発し、論理的手段を用いる。

<原文>Leaders inspire and guide others in the pursuit of a collective objective. Global, principled leaders define a set of ethical principles that foster the integrity and efficacy of global markets and activities, as well as hold themselves and others accountable for honorable conduct that promotes worthy collective objectives. Global, principled leadership requires conscious development of a moral profile and using “ethical means” to pursue “ethical end-states” that benefit all stakeholder groups.

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