MBA合格を決める5つの項目

あなたの出願書類は誰がどのように審査して、合格が決まるのでしょうか?
DUKE MBAで10年以上、アドミッションを務めたSusan Cera氏が、各校、どのように出願者を審査しているかを説明しています。

MBA選考プロセスには、2つのフェーズ

1つは学校が求めている基準を満たしているかを評価する「評価フェーズ」、もう1つは基準を満たしている出願者の中から自校にフィットする生徒を選ぶ「選定フェーズ」です。

MBAが提供する知識やスキルを既に習得済みの方は、落とされる可能性があります。例えば、5年目社員研修にベテラン社員が参加したとしても得るものは少ないでしょう。学びからのインスピレーションも少なく、クラスメイトと切磋琢磨できる機会も減るかもしれません。あなたがまさにMBAに熟したキャリアステージにいることを印象づける必要があります。

あなたは以下の5つの項目で評価されます。

1. アカデミック(学術的な成果):厳しいプログラムに対応できるだけの基礎学力があるかどうか

  • 大学の成績、学歴、専攻
  • GMAT/GREスコア

2. 職歴

  • 着実なキャリア形成がなされているかどうか
  • ヒト・プロジェクト・予算を管理した経験の有無
  • 組織への貢献、また、それがどのようなインパクトを与えることができたか
  • 昇進のスピード(同期と比較して早いかどうか)
  • 複数の会社・部署で働いた経験や国際経験などを通じて、キャリアに広がりや深みを感じさせられるかどうか

3. リーダーシップ

  • リーダーシップを発揮した経験があるか

仕事に加え、社会貢献(community engagement)をしている人間をバランスの取れたリーダーとして評価する傾向が強くあります。あなたの社会貢献経験をここでアピールできれば大変有効です。

  • リーダーシップ経験が全くない出願者は難しい

4. 推薦状

  • 第三者(特に上司)があなたをどう評価しているか

5. エッセイ

  • あなたがどのような人物で、この学校にどうフィットするか

審査方法

この5つの項目について、A(優)からF(不可)で評価されます。勿論、AやBが多いに越したことはありません。どれか一つの項目でもFがあると、その時点で落とされるかもしれません。

大学の成績・専攻・職歴など、あなたの過去は変えられませんが、エッセイを通じて自分の価値観、リーダーシップ経験、キャリアゴールをダイナミックに表現することで、選定フェーズでアドミッションに「是非、当校に来て欲しい!」と思わせるような、あなた独自のキャラクターを魅力的に伝えられることが、大変重要なポイントになります

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